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職業の小分類(製造・修理・塗装・製図等 › 製品製造・加工処理工(金属製品・食料品等を除く))
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job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)で「紡織製品・衣服・繊維製品製造工」にあたる4つの職業の説明です。職業解説から抜粋しています。
ミシンを使って布地などの素材を縫い合わせ、衣服などの製品を完成させる。
縫製には、アパレル(衣服)製品以外にも、建築工事用シートなどの産業資材や、帽子、寝具、カーテン、マットなどがある。ここではアパレル製品について記述する。
アパレル製品の製造では、まず工業用パターン(型紙)に基づいて布地から多くのパーツ(部品)をカッティング(裁断)し、その後、表地、裏地、芯地、その他縫製に必要な付属品などを揃え、その上で縫製工程に回される。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
入職後は、実地訓練によって現場で技能を習得していくのが一般的である。縫製作業には多くの作業工程があり、それぞれの難易度が異なるので、その技能習得期間も数ヶ月程度で習得できる工程から数年以上の経験を必要とする工程まで様々である。全工程を習得するには、服種によって多少の差があるが、3~5年の経験が必要とされている。通常は直線縫い、ダーツ縫いなど比較的簡単な工程のミシン操作を担当することから始め、経験を積み重ねるに従いだんだん難しい工程を担当する。全工程を習得し熟練工になると、チームの指導、監督を担当するようになる。
勤務先は、服飾メーカー、繊維製品メーカーの縫製工場等である。就業者は女性が多く、中高年齢者が中心である(2019年時点1*)。主婦等のパートタイマーもいる。労働条件等については勤務先の規定による。
職場環境は、ミシンを中心に裁断機、アイロン、プレス機などの設備等を用いた屋内での作業が中心である。
布地には、2種類の方向の糸を交錯させてつくった「織物」と、1本の糸を編んでつくった「ニット」がある。前者の「織物」をつくる「織布」工程で織機の運転・操作をする。
織物はすべてタテ方向に走っている経糸(たていと)と、それに直角に走っている緯糸(よこいと)を一定の法則で交錯させてつくる。織布には、経糸準備のための巻返、整経、糊付、経通(へどおし)の工程、緯糸準備のための巻返、管巻の工程、そして製織、仕上の工程がある。
経糸の準備工程では、まず経糸をコーンやチーズと呼ばれる糸巻に巻き取る。次に、織物設計に従って必要な本数の経糸を、ビームと呼ばれる円筒形の糸巻き器に一定の長さに巻き取り、経糸が切れないよう、糊付機を使って糸に糊を付けて補強する。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者の場合は、学校やハローワークの紹介によって入職する人たちがほとんどである。転職者やパートタイマーなどの中途採用の場合は、ハローワークの紹介や求人広告などにより入職している。
入職後の教育は、企業や工場によってやり方に違いが見られる。入職直後から基礎的な知職や技能を習得する研修が行われ、その後は配属された職場で必要に応じて研修が行われる。こうした教育によって一人前の織機オペレーターとして仕事ができるようになる。
織物の事業所数は、全国に広がっており、特に近畿、東海、北陸地方に多い(2016年時点*1)。
就業者は高齢者が多く、50代が中心である。技術伝承の為、60代も珍しくない。
*1 総務省 2016経済センサスから
*2 取材結果から
各種の染料、薬品などを用いて、機械装置により、糸や織編物(おりあみもの)に染色整理加工(染色と仕上げ)を行う。
糸や織編物は、綿、羊毛などの天然繊維や、レーヨンなどの化学繊維、ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維を原料としており、染色整理加工ではこれらの原料に最終用途にあわせた色柄をつけたり、表面を平滑にしたり、手触りをよくするなどの物理的・化学的な処理を施すことから、それぞれ異なった機械や薬品が使用される。
染色工程は、生地を一色に染める無地染と、一色又は多色を使って柄染をする捺染(なっせん、プリント)に分けられる。シャツなどのポリエステル織物の無地染では、まず染色機に一定量の水を入れ、機械を始動させ、前工程の精練漂白を終えた生地を機械に入れ、あらかじめ設定しておいたプログラムで自動運転に切り替える。染料と薬品を計量しておくと、自動的に染料と薬品が投入されて、染色が行われる。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者は、業務のデジタル化やメカトロニクス化の進展等により仕事が労働集約型から知識集約型に変わりつつあり、大卒者等も入職している。求人は学校やハローワークなどを通じて行われる。中途採用もある。生産現場で多くの化学薬品や機械設備を使用するので、化学系や機械系の学科を専攻し、それらの知識を身につけていれば有利になる。
染色整理加工は、素材や色、手触りなどが重要な要素であり、コンピュータ制御が発達した現在でも感性の領域までの制御はできず、微妙な調整をするためには経験を積む必要がある
就業者は男性が6割強を占めている。就業形態は正社員が多い(2021年時点1*)。
事業所は、全国に広がっており、特に近畿、東海、北陸地方に比較的多い(2021年時点2*)。就業者は高齢者が多い。60代以上の者については技術伝承の面においても活躍している。
絹以外の短い天然繊維を紡績工程で連続した長い糸に作り直すため、この工程で機械を操作して糸を作る仕事である。
繊維製品は綿花、羊毛、絹、麻のような天然繊維やレーヨン、ナイロン、ポリエステルのような化学繊維をベースにして糸や布をつくり、それに色や柄をつけ、縫製加工して製造する。
綿紡績を例にとると、次の工程から成り立っている。まず、数種類の原料を混合し、原料の中のゴミ等の異物を取り除き混合した綿を均一の幅、厚さにしてラップする(シート状の綿を捲(ま)いたもの)(混打綿:こんだめん)。次にもつれあった繊維を解きほぐし1本1本の繊維に分離し、繊維をまっすぐに引き伸ばし平行にそろえる(梳綿:りゅうめん)。次に8本~10本のスライバーを併合し供給することで、より太さを均一にしてスライバーを引き伸ばし繊維を平行にし(練条:れんじょう)、同時にスライバーを引き伸ばし細くし、よりをかけて粗糸にし(粗紡:そぼう)、粗糸を引き伸ばしよりを加えて強度を持たせ糸を作る(精紡:せいぼう)。精紡で作られた糸を用途に応じ、色々な仕上げや加工を施し、糸は円筒状のチーズや円錐状のコーンという状態に捲く(捲糸:まきいと)。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者の場合は、学校やハローワークの紹介がほとんどである。中途採用の場合は、ハローワークの紹介や求人広告などにより入職している。
入職後の教育は企業や工場によって違いが見られるが、通常、導入教育と補修教育の2本立てで実施されている。導入教育は入職時に基礎的な知識や技能の習得を目指して行われる。補修教育は反復指導による技能の習熟訓練が中心で、配属された職場で、必要に応じて行われる。
織物業の事業所は多くの府県に及ぶが、特に東海、北陸、近畿地方に集中している*。
賃金、労働時間等の労働条件は勤務先の規定による。
*総務省 2021経済センサスから
出典: 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月16日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成