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job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)で「その他の開発技術者」にあたる3つの職業の説明です。職業解説から抜粋しています。
核燃料サイクルの各分野をカバーして、原子炉やプラントに関連する機器の設計、製作、建設、試験、運転管理等を行う。
採掘されたウランを、濃縮したり加工したりして燃料体を作り、それを原子炉で燃やした後、燃えかすの中からウランやプルトニウムなどの有用物質を回収して再加工し(再処理)、不要になった核分裂生成物等(放射性廃棄物)を処理・処分する一連のプロセスを核燃料サイクルという。
原子力技術者の仕事は専門ごとに分かれており、①原子炉の設計・解析・制御・計測等を行う技術者、②原子炉の製造、運転管理等を行う技術者、③核燃料の精錬、濃縮、加工、再処理等を行う技術者、④原子力施設での放射線防護、安全設計、放射性廃棄物の処理、安全対策・安全管理等を行う技術者、⑤核融合の研究開発を行う技術者がいる。
入職にあたって、特に資格は必要とされないが、大学・大学院等で、原子力工学、電気工学、機械工学などを専攻した者が多い。
原子力発電所を有する電力会社では、工業系の高校・専門学校卒業者を運転技術者として育成するコースも整備されており、入職してからも各種養成機関で知識や技術の習得ができる。運転技術者になるには原子炉主任技術者の下で運転員として訓練を積み技術を習得する。技術の習得には10年ほどを要する。その後管理職を目指すが、責任者になるには原子炉主任技術者の資格が必要となる。
勤務先は、電力会社(原子力発電所)、原子力専業会社、電機メーカー、建設会社等で、大企業が多い。就業者は男性が多い。
賃金、労働時間等の労働条件は勤務先の規定による。原子力発電所は24時間運転のため、交替制勤務が一般的である。
陶磁器製品の開発、製造工程や品質の管理を行う。
陶磁器製品には食器などの日用品からタイル、碍子(がいし)、置物(花瓶、人形等)、衛生陶器(便器、洗面器等)など様々な種類がある。
基本的な陶磁器製造は、原料の調合、成形、乾燥、絵付け・ゆう薬、焼成、検査など様々な工程がある。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学・大学院、職業訓練校などで必要な技能と知識を取得し、その後企業の中で経験を積む場合が多い。その他に陶磁器工として企業で経験と知識を取得し、その後陶磁器技術者となる場合もある。限られた工程の関連技術にとどまるのではなく全体的な製造の管理を行うことが多い。一人前になるためには10年程度が必要となる。実務を通して経験を積み、企業内での製造、研究、品質管理の責任者や、工場長になる場合もある。
関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「陶磁器製造技能士」があり、取得すると技能の証明となる。
陶磁器製品は原料を産出する地域を中心に発達してきたが、現在は流通網の発達などにより少しずつ全国に広がりを見せている。しかし、昔から有名な産地である東海地方(愛知県、岐阜県)や滋賀県、九州地方(鹿児島県、佐賀県)といった地域での生産量が多い。
勤務先は陶磁器メーカーの本社、工場である。事業所規模は中小企業が大部分を占め、従業員数300人以上の企業は全体の1%以下(*1)である。
*1 総務省 2021(令和3年)経済センサスから
ファインセラミックス製品の開発、製造工程や品質の管理を行う。
ファインセラミックスは、高度に精選・合成された原料粉末を用いて作られた精密なセラミックスで、粘土等の自然素材から作られる陶磁器などのオールドセラミックスとは区別される。金属、プラスチックに比べて、様々な優れた機能を有している材料として、情報通信、自動車、エネルギー、環境、バイオといった基幹産業及び先端産業を支える中核材料である。
主なファインセラミックスの製造工程は、原料調製、成形、焼成、加工である。具体的には、ミルと呼ばれる装置に原料粉末や水などを入れたのち、装置に回転や振動を加えて粒子径や粒子分布を揃える。そこにバインダー(粘結剤)などを添加、混合し、調整したものがスラリーと呼ばれる。スラリーは熱風を発生させる装置(スプレードライヤー)で乾燥され、顆粒状に造粒されたのち、ゴムなどでできた型に詰められ成形される。ファインセラミックスは焼成後非常に固くなるため、焼成前に最終形状に近い形に加工を施す必要がある。その際には、焼成後の変形(収縮)等を考慮して加工をする必要がある。その後、ガス炉や電気炉などで焼成を行い、最終的な加工や点検を行う。
入職にあたって、特に資格は必要とされない。材料開発、製品設計、工程管理までを含む総合的な技術者は、大学、大学院で化学(応用化学を含む)、無機材料、物理(物理工学、応用物理含む)、機械工学、電気・電子工学系の理工学科などを専攻した者が多い。製造工程の技術者には、高校、高専等卒の者もいる。
入職後は、OJTによって指導、育成される。開発・設計部門では、専門をより一層深く極めるために、開発テーマは変わっても部門は変わらない場合が多い。製造現場に配属されると、各工程をローテーションして経験しながら適性を見極め、担当業務が決められる場合が多く、その後、班長、係長、課長等管理職へと昇進していく。
勤務先は、大半がセラミックスメーカーであるが、その他にも電気、情報通信、機械、重工、自動車メーカーなどにも素材としてのファインセラミックスを開発、評価する部門があり、職場は全国に広がっている。特にセラミックスメーカーは陶磁器産業の盛んな東海地区、九州地区、関西地区などに多い(*1)。
就業者は、男性が多いが、女性も増えている。ほとんどは正社員である。
*1 岐阜県産業振興センター「陶磁器産業平成30年度」から
出典: 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月16日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成