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job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)で「パン・菓子製造工」にあたる3つの職業の説明です。職業解説から抜粋しています。
洋菓子店や菓子工場で洋菓子を製造する。また、レストランではデザートを担当し作った洋菓子を盛り付け客に提供する。
洋菓子は、大きく分けて、焼き上げたスポンジにクリームを塗ったりサンドした生菓子や、型に入れて焼き上げるが水分量の多いフルーツケーキのような半生菓子、クッキーのような焼き菓子、チョコレート製品、アイスクリーム、シャーベット等の氷菓に区分される。
洋菓子は種類によって作業内容が異なり、例えば生菓子では、まず卵、バター、砂糖、小麦粉を計量し、ミキサーなどの機械を使って混ぜ合わせ、ケーキの台となるカステラのような部分の生地づくりを行う。その後、専用の型に入れてオーブンで焼き上げ、クリームなどを塗ったり、絞ったりして形を整え、フルーツやナッツ、チョコレートなどを飾りつけて仕上げたりする。大型ミキサーや大きなオーブンを使用すれば生地は量産できるが、最後の仕上げは機械ではできないため、手作業で行う。通常、生菓子は冷凍技術の進歩によりストックも可能であるが、基本的には、その日の午前中に仕上げてその日のうちに売り切るようにする。
入職先によって資格や学歴が必要とされない場合もあるが、現在は高校を卒業後、菓子・調理系の専門学校で基礎知識を身につけてから入職するケースや、大卒の入職者もみられる。専門学校では洋菓子作りの技術や知識だけでなく、食品や栄養に関する知識、衛生法規なども学ぶ。
入職後は、店の規模などによって差はあるが、一つの製造工程を受け持ち、ある期間経験を積むと次の工程に移るというようにして、数年で一通りの技術が習得できると言われている。
洋菓子店は洋菓子専門店のほかに、和菓子やパンの販売と兼業する店や、喫茶コーナーなどを併設する店もある。従業員が少ない中小の店が多いが、従業員100人以上の企業もある。洋菓子店、レストランの就業者は以前は男性が多かったが、最近では女性が増えている。
労働時間は、原則として勤務先の規定によるが、仕込みのため早朝から仕事を始める場合があり、そのような店では交替制を採用していることもある。レストランでは職場の規模によるが、デザートだけでなく他の調理の補助等も行う場合もある。10月頃からクリスマス、年末年始、バレンタインデーを過ぎて3月頃までは洋菓子がよく売れる時期で注文が多いため、残業が生じたり、休みがあまり取れないこともある。一方で夏季は比較的売れ行きが少ないため、店によっては長期の休暇を設けているところもある。
和菓子店で各種の和菓子を製造する。
和菓子の種類は、含まれる水分量によって、「生菓子」と「半生菓子」、「干菓子」に分けられる。「生菓子」には、大福やおはぎなどの餅もの、まんじゅうなどの蒸し物、ぎゅうひなどの練り物、どら焼きやカステラなどの焼き物(平鍋物)など、「半生菓子」には、石衣などのあん物、最中などのおか物、桃山などの焼き物、羊かんなどの流し物がある。また、「干菓子」には、落がんなどの打ち物、塩がまなどの押し物、おこしなどの掛け物、小麦せんべいなどの焼き物、有平糖などのあめ物がある。
和菓子の代表である「まんじゅう」を作る場合は、まず材料選びから始める。製品の風味やよしあしは、材料の影響を大きく受ける。あんを作るには、材料となる小豆などをよく洗ってから水で炊き、柔らかくなってから砂糖など甘味料を加えて練る。できあがったあんを、米の粉や小麦粉、山芋などで作った生地に包み込んで形を作り、焼いたり蒸したりして仕上げる。あんにごまやみそを使ったり、生地にきな粉を使ったりなど、材料を変えることによって、いくつもの種類のまんじゅうを作り分けることができる。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ただ、製菓系の専門学校のなかには和菓子のコースがあるところもあり、学校で学んでから入職するケースもある。
和菓子職人となる上で、大切なことは和菓子を作る技術を習得することだが、和菓子は種類が多いため、多くの経験を積んで技能を身につけることが必要となる。
和菓子製造企業(店舗)は、歴史がある業界だけに全国各地に分布しており、就業地は全国に及ぶ。大・中規模企業もあるが、多くは小規模経営である。商品の種類が多いため経営形態は多様で、手づくりの生菓子中心の店、日持ちする焼菓子や羊かんを中心に扱うチェーン店、洋菓子も販売する店、甘味など喫茶を併設する店などがある。
労働条件、休日、給与などは勤務する企業や店舗により大きく異なる。労働時間は、基本的には9時~17時までであるが、早朝に仕込みを行う場合もあり、そうした場合は交替制などが採用されていることが多い。また、繁忙期や注文の多いときには残業もある。
製パン工場や個人経営店(ホームベーカリー)でパンを製造する。
原材料の選択から焼き上げまでの全てを、一人から数人で行う小規模なベーカリーもあれば、一方では、自動化された生産ラインで100種類以上のパンを大量につくる大規模な工場もある。工場では仕事が分業化されており、生地をつくる仕事、成形の仕事、焼き上げの仕事に分かれる。
パン製造の仕事は朝が早い。小麦粉、イースト、塩、砂糖、油脂、粉乳、卵などの配合原料を、ミキサーと呼ばれる機械を使って混ぜ合わせ、練り上げて生地をつくる「仕込み」から始まる。次にパンに使うクリームを炊き上げたり、ジャムやあんの硬さを調節したり、レーズンのようなドライフルーツ類を細かく切るなど製造のために必要な準備をする。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、食品についての基礎的な知識を持っていることが望まれる。パンは種類によって原料配合や製造方法が異なるため、パンづくりの技術を習得するにはかなりの実務経験が必要となる。一般的にはパン製造の現場で経験を積んでいく。
機械化された大規模な製パン工場では、製パン工程が分業化されているケースもある。
ホームベーカリーやパン製造工場以外にも、菓子製造業や大きなホテル、デパート、スーパー等の中にパンをつくる部門を持っているところがある。
大規模な工場ではパン製造工程が細かく分けられるなど作業が単純化しており、パートタイマーも多い。
出典: 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月16日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成