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job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)で「西洋料理調理人」にあたる2つの職業の説明です。職業解説から抜粋しています。
ホテルのレストランや西洋料理専門店で、フランス料理などの洋食料理を、味だけでなく、見た目にも美しく作り上げる。
全体を統括する料理人をシェフ(料理長)といい、シェフが決めたメニューや調理法にしたがって、コックが材料を洗ったり、切るなどの下準備をし、ゆでる、炒める、焼く、スープ類を作るなど調理し、皿への盛りつけなどを行う。
小さい店ではほとんどの作業をひとりで行うこともあるが、大きなレストランでは仕事が分業化されている。たとえばフランス料理では、肉や魚を仕分けて調理する「ブッシェ」、ソース類を作る「ソーシェ」、オードブルやサラダを専門に作る「ガルド・マンジェ」、スープや野菜の仕込みをする「アントルメティエ」、パンやデザートを作る「パティシエ」に分かれる。
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、一般的には高校卒業後、又は調理専門学校で基礎を学んだ後にレストランで修業する。調理師、専門調理師、調理技能士などの資格を持っていると有利だが、ある程度経験を積んでから調理師の試験を受けるケースも多い。
一人前になるまでに10年かかるといわれているが、修業時代の経験は一人前の西洋料理調理人になるための重要な基礎となる。
男性中心の職場であったが、最近は女性も多く活躍している。
組織化された企業で働く西洋料理調理人は、交替制で週1~2回の休みを取るが、ホテル、レストランは、土日祝日は営業している場合が多く、通常、土日祝日などが出勤日に当たることが多くなる。一日の勤務は早番、遅番での2交替での勤務となることが多い。
洋菓子店や菓子工場で洋菓子を製造する。また、レストランではデザートを担当し作った洋菓子を盛り付け客に提供する。
洋菓子は、大きく分けて、焼き上げたスポンジにクリームを塗ったりサンドした生菓子や、型に入れて焼き上げるが水分量の多いフルーツケーキのような半生菓子、クッキーのような焼き菓子、チョコレート製品、アイスクリーム、シャーベット等の氷菓に区分される。
洋菓子は種類によって作業内容が異なり、例えば生菓子では、まず卵、バター、砂糖、小麦粉を計量し、ミキサーなどの機械を使って混ぜ合わせ、ケーキの台となるカステラのような部分の生地づくりを行う。その後、専用の型に入れてオーブンで焼き上げ、クリームなどを塗ったり、絞ったりして形を整え、フルーツやナッツ、チョコレートなどを飾りつけて仕上げたりする。大型ミキサーや大きなオーブンを使用すれば生地は量産できるが、最後の仕上げは機械ではできないため、手作業で行う。通常、生菓子は冷凍技術の進歩によりストックも可能であるが、基本的には、その日の午前中に仕上げてその日のうちに売り切るようにする。
入職先によって資格や学歴が必要とされない場合もあるが、現在は高校を卒業後、菓子・調理系の専門学校で基礎知識を身につけてから入職するケースや、大卒の入職者もみられる。専門学校では洋菓子作りの技術や知識だけでなく、食品や栄養に関する知識、衛生法規なども学ぶ。
入職後は、店の規模などによって差はあるが、一つの製造工程を受け持ち、ある期間経験を積むと次の工程に移るというようにして、数年で一通りの技術が習得できると言われている。
洋菓子店は洋菓子専門店のほかに、和菓子やパンの販売と兼業する店や、喫茶コーナーなどを併設する店もある。従業員が少ない中小の店が多いが、従業員100人以上の企業もある。洋菓子店、レストランの就業者は以前は男性が多かったが、最近では女性が増えている。
労働時間は、原則として勤務先の規定によるが、仕込みのため早朝から仕事を始める場合があり、そのような店では交替制を採用していることもある。レストランでは職場の規模によるが、デザートだけでなく他の調理の補助等も行う場合もある。10月頃からクリスマス、年末年始、バレンタインデーを過ぎて3月頃までは洋菓子がよく売れる時期で注文が多いため、残業が生じたり、休みがあまり取れないこともある。一方で夏季は比較的売れ行きが少ないため、店によっては長期の休暇を設けているところもある。
出典: 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月16日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成