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職業の小分類(事務的職業 › コンピュータ等事務用機器操作の職業)
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job tag(厚生労働省 職業情報提供サイト)で「その他のコンピュータ等事務用機器操作の職業」にあたる2つの職業の説明です。職業解説から抜粋しています。
パソコンやタブレットなどの情報機器をユーザーがすぐに業務に使えるようセットアップする作業(「キッティング」という)を行う。
PCなどの情報機器は、メーカーから出荷された製品に、使用環境に合わせた各種設定やソフトウェアのインストールなどを行うことにより、業務等に円滑に使用できる状態になる。PCのキッティング作業では、定められたマニュアルの手順に従って、まず機器を開梱・通電し、モニターやマウスなど周辺機器を接続する。次に、必要なOS(オペレーションシステム)をインストールし、初期設定、アカウント設定を行って、ネットワークに接続する。次いで、業務アプリケーションやセキュリティソフトをインストールし、各種設定の動作確認を行う。問題がなければ機器に管理シールを貼り、管理台帳などへ登録して1台分の作業が終了する。動作のトラブル等が生じた場合は、チームリーダー等と相談して解決を図る。社外から社内システムへ接続するネットワーク設定の作業を行う場合もある。
1台当たりの作業時間は条件によって異なるが、おおむね1~4時間程度かかり、複数の機器をキッティングする場合は同様の手順で台数分の作業を繰り返していくことになる。
入職に当たって必須となる学歴や資格はない。未経験者でもマニュアルに従って作業を行うことができるが、基本的な情報技術に関する基礎知識やPC操作の経験があると仕事を進めやすい。
職場の情報機器のキッティングは、自社の社員で行うケースとアウトソーシングするケースがあるが、一般の企業ではキッティング作業に特化して社員を採用・育成することは少なく、アウトソーシングが進んでいる。特定の時期に作業が集中するため、作業を受託する企業では派遣労働で対応することが多く、キッティング作業員も派遣労働者としての募集が多い。自社内で社員がキッティングを行うIT企業などでは、運用や開発などの各部門に進む入口としてキッティングを担当させることがある。
情報機器を使用する事業所がある地域であればキッティングの需要があるので、都市部を中心に全国に就業場所が存在する。IT企業のほか、キッティング作業のアウトソーシングを受託する企業の社員や派遣会社の派遣労働者として働くことが多い。大規模なキッティングセンターや物流倉庫などに集約して作業が行われることもあるが、顧客先に出向いて作業を行うことが多いので、実際の就業場所は1日~数週間といった短期間で変わるのが一般的である。
副業的に従事している人もおり、就業者の年齢層は幅広い。
コンピュータのソフトウェアの誤り(バグ)を見つけ修正する。
仕事には幅があり、バグを見つけることだけを行う人もいれば、バグの原因を検討し、見つかったバグの修正まで行う人もいる。コンピュータ・ゲーム開発では、ゲームテスターとしてもっぱらバグを見つけ、修正までは行わないことが多い。仕事の流れとしては、ソフトウェアの確認方針を決定し、確認項目一覧を作成し、所要日数や所要人数を検討してチームを作り、手分けして、確認を行う。バグは想定外のところにもあるので、人海戦術でしらみつぶしに確認する。
コンピュータのソフトウェアを開発する場合、基本設計、詳細設計に沿ってプログラミングが行われるが、ソフトウェアができるとこの設計のとおり稼働しているか確認し、デバッグ(バグの修正)が行われる。大規模なソフトウェアの場合、出来上がった部分から確認を行い(単体テスト)、デバッグを行う。出来上がった部分を接続しまとめていくが、この段階でも動作確認(結合テスト)、デバッグが行われる。全体が完成すると全体を通しての動作確認(総合テスト)、デバッグを行う。大規模かつ複雑で、新規に開発された部分が大きいソフトウェアの場合、バグを見つけ修正、そして検証を繰り返し、これに何か月も何年も要することがある。最初に述べたように、バグを見つけることだけを行う場合と、バグの原因を検討し、修正まで行う場合がある。バグの発見だけを行う場合は、このような条件でこのような誤った動きになるとレポートとしてまとめ、ソフトウェア作成者に連絡する。
入職にあたって必要とされる特定の学歴や資格はないが、ソフトウェア開発でのデバッグでは、それまでシステム開発等を行ってきたベテランが行うことが多い。バグの原因は様々なので、いろいろなシステム開発を経験し、いろいろな状況をイメージできる中高年が行うことが多く、シニアも活躍している。
一方でコンピュータ・ゲームの場合、ゲームが好きな高校生、大学生がテストセンター(ゲームのデバッグを専門に行う施設)に集められ、ゲームを行い、バグをみつけていく。このような中から正社員として、テストを行う会社やゲーム開発会社に就職するのも、一つの典型的なルートとなっている。会社に就職し正社員になると、テストを行うチームをまとめる役割を担うことになる。
勤務先はソフトウェア開発会社、メーカー、また、デバッグを専門に行う会社である。このような会社は大都市に多いが、地方都市にもある。また、リモート環境が広く整備されてきたことによって、大都市の会社のデバッグを地方都市で行うこともある。
ただし、機密性が高い情報を扱うため、自宅で作業することはなく、会社内やテストセンターで行う。
出典: 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月16日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成